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HISTORY1881「和光」の前身である服部時計店は、明治14(1881)年に創業しました。創業者の服部金太郎は、京橋釆うね女め町生まれで、時計修繕を学び、独立後は時計の輸入販売も営むようになります。そしてまだそのころ日本にはなかった国産時計の製造業をはじめることを目指しました。明治14(1881)年創業の服部時計店から小売部門を継承し、昭和22(1947)年に営業を開始した「和光」。時計をはじめ、宝飾品、紳士・婦人用品、室内装飾品、食品など、「和光」ではお客様の声を取り入れて独自に開発したり、国内外から厳しい目で選び抜いた高い品質のお品をご用意しています。その長い歴史と伝統の中で培われた、上質へのこだわりとおもてなしの精神を大切にしています。服部時計店が創業1895服部時計店は、確かな商売で外国商館からも信用され、当時では珍しい輸入品などを他に先駆けて扱えるようになります。斬新で豊富な品揃えのおかげで、事業は急速に発展します。そして銀座4丁目交差点の旧新聞社屋を買い取り、増改築をすすめ、初代時計塔を建設。この新店舗で営業を始めます。銀座4丁目に進出1932大正10(1921)年、初代時計塔を取り壊し、関東大震災を経た昭和7(1932)年6月10日に2 代目時計塔は完成しました。当時の人々は、「時計塔の復活」と大歓迎。このネオ・ルネッサンス様式の優美な建物は、モボ・モガの行き交うモダンな街、銀座のシンボルとして、日本中の憧れの的となります。2代目時計塔の誕生4
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